レーザー治療

余川陽子

高倉真由佳

1996年3⽉、外来診療の⼀環として、⽪膚レーザー治療室が開設され、形成外科と⽪膚科が協⼒してレーザー治療を⾏っています。対象疾患は、⾎管性病変(単純性⾎管腫、イチゴ状⾎管腫、クモ状⾎管腫、⽑細⾎管拡張症など)、太⽥⺟斑、扁平⺟斑、異所性蒙古斑、外傷性刺⻘、⽼⼈性⾊素斑、後天性真⽪メラノサイトーシス、⾊素性⺟斑、酒さ、プリングル病、表⽪⺟斑、限局性アミロイドーシスなどです。これらの疾患の多くは保険診療が可能です。

 

治療に⽤いられる⽪膚レーザー治療機器は、⾊素レーザー、Qスイッチルビーレーザー、CO2レーザーの3台に加えて、2012年からパルス可変式新型⾊素レーザーも導⼊され、⾎管腫に対する治療効果の増⼤を図っています。レーザー治療は外来診療だけではなく、広範囲の病変に対して、あるいは乳幼児・⼩児の場合など、⼊院して全⾝⿇酔下にレーザー照射を⾏っています。先天性⽪膚疾患の治療開始時期は、疾患によってさまざまです。眼球や⿐腔を覆うイチゴ状⾎管腫は、できるだけ早期に⾏いますが、他の症例の多くは、⽣後6ヵ⽉頃から治療を開始しています。⼩児だけでなく、成⼈の治療においても、可能な限り照射による疼痛を軽減し、快適に治療を受けていただけるよう、さまざまな⿇酔法を採⽤するとともに、環境の整備、きめの細かい術後ケアなどに⼯夫を⾏っています。

 

レーザー治療は決して万能ではありませんが、照射⽅法と照射時期を適切に決めることにより、⼿術では得られない良い結果がもたらされる場合が少なくありません。どうぞご相談下さい。