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血管奇形
石田勝大
血管奇形とは、血管内皮細胞の増殖がなく血管が異常に集合している病変です。診断や治療が日々進化しており、学会でも活発に議論されております。血管奇形は動静脈奇形、静脈奇形、毛細血管奇形、リンパ管奇形、それらの混合型に分類されます。近年では遺伝子の異常が明らかになり、治療方法も大きく変化してきました。まずはそれらの診断が重要であり、問診、身体所見、画像検査 (エコー、CT、MRI等)を組み合わせて診断しております。 治療には外科的手術、硬化療法、塞栓術、レーザー、薬剤投与が存在し、血管奇形の種類、部位、病状によって治療方法を選択します。形成外科以外にも放射線科、小児科等の様々な診療科と連携して集学的治療を行っております。 血管奇形は時に難治性であったり、命に関わることがあり、一人一人の患者さんに最適な時期に最適な治療を提供することができるよう努めて参ります。
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