Recruitment
医学生・医師の募集
1. 医学部6年生選択実習生の募集
医学部5年生の臨床実習では、形成外科は1週間しか経験できません。新しい診療科であり、現在も日進月歩の発展を続けている形成外科の全体像を正しく認識し、同時に教室員の人間性に触れるためには、より長い期間の実習が不可欠です。6年生の選択実習を利用して、是非形成外科という未知の世界を体験して下さい。
2. 初期臨床研修医の募集
平成22年度より、初期臨床研修制度が見直され、研修1年目および2年目に志望科を選択するさいの自由度が大きくなります。形成外科における外来診療、入院診療そして手術を実際に体験し、カンファレンス・医局会に出席し、学会・研究会に教室員とともに参加することにより、形成外科を正しく理解し、多くの側面から全体像を把握することにり、今後の人生設計を築くうえで、役立て下さることを期待します。
3. 専門修得コース(レジデント)の募集
学内・学外を問わず、専門修得コース(レジデント)の医師を広く募集します。大学附属病院(本院)、大学附属第三病院、大学附属柏病院の3つの附属病院を中心に、さらに関連病院であるがん・感染症センター都立駒込病院、JCHO東京新宿メディカルセンター、町田市民病院、富士市立中央病院、厚木市立病院、聖路加国際病院、埼玉県立小児医療センターなどにおいて、形成外科専門医となるために、習得しなければならないさまざまな疾患に関して、その病態・診断・治療を体系的に学ぶ機会を提供します。
4. 卒後教育プログラム
レジデントは、それぞれ特色の異なる3つの附属病院と5つの関連病院を6~12ヵ月ずつローテーションし、多彩な形成外科的診療を経験します。3つの附属病院はいずれも日本形成外科学会認定施設かつ日本手外科学会認定研修施設です。5つの関連病院はすべて日本形成外科学会認定施設あるいは教育関連施設であり、2つは日本手外科学会認定研修施設です。各施設に勤務する教室員の人間性に触れ、社会性を養いつつ、医師としてだけでなく、人間として、社会人として成長することを期待します。実際のトレーニングは、当講座のレジデント教育指針に沿って行われます。卒後6~7年目で日本形成外科学会専門医試験を受験しますが、専門医取得後は、各々が希望する形成外科の領域において、より専門性の高い形成外科の技量・見識を身につけることができるように、教室は支援します。
5. 研究と大学院
形成外科医を志す者は、少なくとも一度は研究を通して、計画性・論理性・洞察力・予見する力・倫理観・謙虚などさまざまなことを学び、その過程で人間として成長することを期待します。研究の進展のために、国内・外の施設への留学はできる限り実現させます。形成外科とは組織の移動ですが、移動に伴って生じるさまざまな変化、そこで観察される医学的な現象に関する基礎的・臨床的研究は、形成外科の根幹を支える重要なものです。学会発表、論文投稿を通じて、研究を発展させることにより、最終的に学位を取得することが可能です。
大学院の目的は、より充実した体系的な研究を通して、優れた臨床医学の研究者を育成し、また同時に、後進の医師の教育・指導に携わる、志と実行力に富む優秀な指導者を育てることです。大学院への入学を積極的に奨励します。大学院は4年間であり、はじめの2~3年は、研究に専念することになりますが、後半の1~2年はリサーチ・レジデントとして、臨床研修を行いつつ、学位論文の作成を行うことができます。同時に日本形成外科学会専門医試験の受験を目指すことも可能です。