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リンパ浮腫

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平山晴之

石田勝大

リンパ浮腫は、リンパ液の還流に障害が起こり、その結果起こる浮腫を指します。浮腫のみではなく、蜂窩織炎や稀に悪性腫瘍を引き起こすこともあります。原因には原発性と続発性があり、続発性は主に悪性腫瘍の手術や放射線治療で起こります。リンパ浮腫の治療は比較的新しく、学会でも活発に議論が行われている分野であり、日進月歩で進化しております。治療は手術とリハビリテーションが広く行われております。手術にはリンパ管細静脈吻合術 (以下LVA)、リンパ節移植術、脂肪吸引術等があり、LVAが最も多く行われている術式です。LVAでは手術用顕微鏡を用いて0.5mm未満のリンパ管と静脈を吻合し、リンパ液の迂回路を作ります。手術を行う場合でも術前後のリハビリテーションは非常に重要で、当院ではリンパ浮腫に精通している理学療法士と密に連携を取って積極的に治療を行っております。

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